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Unlimited【ダンまち】

第84章 竜の巣





ケイト「うん…ありがとう^^」
「「大好き^^//」」

『……ふっ』微笑

笑い合う中…和やかな雰囲気の中で、徐に切り出された


拘束官「丸く纏めたようだが」
真偽官「丸く纏まってないね」
書記官「え?;」

審査官「癌の話から逸れてる」
書記官「あ;

あちゃあ…;」

ケイト「あー………

自分の形を、嫌がられても押し付けて無理強いする人?」
真偽官「反省しない人ね」
審査官「自戒もしないよね」
拘束官「反省もしないな。俯瞰も」
書記官「認識もしないから;

って言うかさ…
言い上げていっても切りないし;大雑把でいいよ?」

ケイト「え?;」
拘束官「そうそう」
真偽官「口腐るね」
審査官「うん、そう」
書記官「簡潔に言うと…
「正当化に凝り固まる」ことで水の膜、つまり魂の膜が硬化する。それによって破れやすい状態になる。
で、後は「怨みを買って自然に破れるだけ」の状態になる。

「歪み」とは…「癌」の罪を罪とも思わない、「癌」を善だと歪める行為によって発生する「闇」。
それが棘となって、身を蝕み、魂の膜を破る。その「歪み」は…「人を傷付け、害し、軽んじる行為」だから。

大事な人を奪った人を、自分にとっては善人だからという理由で「善人だと思って」と押し付けられたとする。
された側からすれば、「大事な人を奪った行為を善だと捉えろ」と強要されているだけでしかない。
そうされて怨みを抱かないでいられる?
平然といい人だなんて思える?
そんなの無理だ。そう求める人も同類でしかないでしょ。怨みを抱くのも仕方ない。

つまり「歪み」とは…「人を見ない、自分という認識の押し付け、無理強い、強要」を言う。
それだけで魂の膜は「歪み」、自分は正しいと凝り固まって非を認められなくなって「硬化」すれば、後は割れるだけとなる。

その歪みを指摘しても、正当化を指摘しても、非を認めないし、人を見ない、何より反省出来ない。繰り返さないように繋げられない…思い通りにいかないからと当たり散らすだけ、それも手当たり次第に。逆効果でしかない。


だから戦おうとしなくていいんだよ。そんな人には合わせようがない。
無理に合わせてもこちらが破綻するだけだ。

いいことなんて一つも無い、学びになんてならない、百害あって一利なしだ。

だから…「癌」なんて空気だとでも思えばいいよ」お手上げ


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