第83章 剪定
癌
1・自己正当化に凝り固まった本質(堕落)
2・自分しか見えない認識の仕方(心)
※『大事にする本懐(中身、思い遣り)』を無くした在り方
1により学ばず繰り返し続け、怨みという闇の針刺激を受け、魂の膜が凝り固まって割れやすくなる
2により受けた思い遣りを見ず、思い遣りを返さないことで思い遣りの不循環を生み、内から膨らむ
※割れやすい状態となった上、「針刺激」と「膨らむ」が同時に起きたことで限界を迎え、割れる
1と2という、「『大事にする本懐』を無くす在り方」を取るなかれ
『原文(げんぶん)』として定められることとなった
始祖神――『原初の始祖神』であり、『創世神そのものと言われる心』が定めた『文面』…
すなわち――『原文』、と
上記の内容、『原文』は――神国神話に置いて、最重要事項であり、語る上において欠かせないものとなる
ケイト『……‥たとえ好きであったとしても……
その好きであるという気持ちに、悪は無い
その好きな相手が取った在り方、癌の部分に「嫌悪感を示さないこと、痛まないこと」…それが…「癌を呼び起こす源」となる
線引きをしなければ…未来は無い
俺に言えるのは…それだけだ
それ以上は…無理に正す行為に該当する
そういうのは…するべきものではない
痛みを伴うことになるから…どちらにも……』俯
自分の理想の為に、人を軽んじて犠牲にするばかりか死後も蔑ろに扱い、繰り返し続けてゆく
稚拙な我が儘、「人を見ない(我が儘の限度を超えた)無理強い」しかしない
独善的な印象を受けた
フィン「僕からすれば、癌は横柄な人にしか見えないけどね」
ケイト「え゛;」硬直
『うんうん』二度頷
ティオナ「だって、癌の為に死んでった人を
癌は、見向きもしないし、関心も示さないんでしょう?
少しでも、見ようとも、減らそうともしてないじゃん
それが癌の本質ってことでしょ?堕落っていう」
アイズ「私も…そう思う(頷)
自分の為に頑張って、死ぬ最後の瞬間まで守ってくれたのに…
守ろうともしない行為に、正当性があるとも思えないし…
なのに一向に自分しか見えないのは……自分が痛みを感じない為にしているとしか思えない
少しでも、その死を見て、向き合って、背負いたい…少しでも、繰り返したくない…それが正しい想いだと思う」
皆『うん!』大きく頷く
