第79章 合一の先
塔の外側は『堀』で囲まれており、『十字路』の外側は
十字架を杖の形状にした時のように、十字部分を囲うように綺麗な円状にされている
当初は水しかなかったが(中に入るには船が必須)、色々と不便とのことで塔の外に円状の通路が作られた
塔もとい王宮の頂上から水が発されている
それが全体を覆っており、防衛の為(侵入防止)の膜にもなっている
その膜を作る水を取り入れる流れを利用して上に上がる仕様となっている
水のカーテン状の膜を通り抜けた後、上に上がる人のみが集まると
自動で上に押し上げられる
水の上に立てるのが新鮮なのか、子供大人問わずはしゃぐものも多い
おっかなびっくりで硬直するものもまた同様にいる
ついでに言うと…同じく水が防衛設備にもなっている為、中で犯罪など起きようものなら水が自動で四方八方から捕まえに来るので推奨されない
全容を述べると…
まず『水のカーテン』
そこを通り抜けると塔全体を包むような『堀』
堀の中でも『水の上に立てるエリア』→塔の『頂上』へ
『水の上に立てるエリア』のみを通じて『円路』
塔の内側にある『十字路』
といった感じだ
船で行く場合は、直通で『十字路』エリアもとい王宮1階部分に行ける
『十字路』エリアに行くには、一度『堀』エリアに行く必要がある
その際、これまで下から上の上り坂だったものが下り坂となる
そこからでも『堀』エリアに行くことが出来、『水の上に立てるエリア』に行く
そして塔の『頂上』へ
といった感じになる
『水の上に立てるエリア』は計16か所あり、それぞれ均等に分散している
船で上に乗っても座礁することは無いが、入れないようにだけされている
『頂上』に行く上で、上に乗ることが必須の為という理由でだ
その為、頂上に行く水上エレベーターは、人用と船用とで分けることになっている
人用には船が入れないようにだけされている
が、船用には人も入れる(色々と必要な為)
八角形の内、2か所ずつある
片方は船用、もう片方は人用だ
何故船用があるかと言うと…必要なものが多い場合、一気に運べるからに他ならない
後、足が不便な方がいる際にはそちらのが便利だろうとのこともあって、両方用を作ることにした
頂上には船を収める異空間収納ロッカーがある為、場所を取らない
高速バスではなく、高速ジェット(船)がある
