第77章 新時代の幕開け
ケイト「んっと…」
始祖神「後半部分も大事なので、悪しからず…
闇とは固形物、全てを拒絶し押し潰す
光とは流動物、全てを優しく包み込む
闇が癌、光が神
という補足も付け加えては?」
ケイト「はーい」メモメモ
フィン「フィアナ…一つ聞いていいかな?」
テロップ(フィアナ)『はいはい』しゅんっ←現れる
フィン「…君は、時空神としての記憶もあるのかい?」
テロップ『ありますとも!』
フィン「つまりは…時空神であり、同時にフィアナでもあると?」
テロップ『はい!!』キラキラ
フィン「そうか…
僕も、同じになりつつある……
なるほどね…確かにこれは恐いね」
始祖神「恐れることはありません!
人格を消そうとは決してしていないので」
フィン「だがそうは言われても、心は別なんだ
頭ではわかっていても、そう思うかはまた別物だ」
ケイト「だねえ…
わかる」二度頷く
それはそうだろうね…
君だって一度は通った道だろうし←1076ページ参照
飲まれる恐怖と常に戦っていただろうから
それも、ひとりで……
抱え込んで、誰にも言わなかった…
だが…
君は、それごと愛すると決めたんだったね……
こちらとしては相談して欲しかったが…
でも…まあ……これでよかったのかもしれない
乗り越えることが出来たのだから…自分の負の想いという壁を
フィン「だから…
そうか…
君にとっては、君自身
それと同じく、僕にとっても、僕自身、か…」ぼそ
ケイト「?急にどうしたの?
ぶつぶつ言い出したと思ったら急に固まって」
フィン「いや…なんでも無い
無事…滅神の記憶とも向き合えそうだ
創世神の謎ともね?(その記憶の中にあるのだろうから」
ケイト「?そっか!
力になれることがあったら教えてね!
頑張るから!」ふんすふんすっ!
拳を握って詰め寄り、鼻息を荒らすケイトに、
僕は笑って、ああ、ありがとう^^と答えた
それにケイトは…まっかせなさい!と自身の胸を拳で叩いた
そんなケイトに、再び…
抱き締めたい衝動に駆られたのだが、それは皆一緒だったようで……
差し伸べる手は空を切り、全員からハグとなでなでが…
アルとディまで…;
……;
ぽんっ←ガレスが黙ったままフィンの肩に手を置く
ありがとう、ガレス…;