第77章 新時代の幕開け
グリーム「きゅうううぅぅ」小さく頷いた
パチパチ、と瞬きしながら
こく、こく、と小さく二度頷いた
それに微笑み掛け、そっと頭を撫でた
気に入ったようで何よりだ。
そう語り掛けると、さも嬉しそうに身を震わせ、目を細めた。
全長は13cm…
極東にいるキビタキだろうか、本来黒いはずの目の周りの模様(眉斑以外)は鶯色だった
顎から腹のラインにかけて真っ白
頭部から背面にかけて鶯色。
喉、眉斑、腹部と腰は白色。
鶯色の翼に、白い斑がある。
ケイトの神霊、クゥーという不死鳥とは異なるようだな…
正確には…鸞(らん)という神霊に近しい見た目をしているらしいが。
見た目がそれなだけであって、実際はそういう不死鳥と似た存在らしい…
私の…グリームもまた、同じようだが……
木という概念そのものが無くならない限り、決して死にはせず、消えもしないだろう
たとえ…何があろうとも……←心配そうに、物憂げな眼でグリームを見る
ケイト「……‥」シーン←すっかり見入ってる
リヴェリア「…‥」くす
ぽかんとしたままのケイトに、思わず笑みが零れた
その中で、グリームは私の反対側の空いている左肩に乗り、頬ずりし出した
私の右肩では、未だ心配そうにクゥーが私とグリームを覗き込んでいる
グリーム「きゅるるる^^♪」すりすり
さも心地よさそうに擦り寄り続けるグリームに、私は微笑みながら顎を撫で返した
頭を差し出してくるグリームに、自然と笑みが溢れては止まらなかった…
すると…それに負けじと、クゥーはケイトの右肩に乗って頬ずりし出した
ケイト「おおおおお…
ちゃんとした名だ!//」キラキラ
半ば興奮混じりに言い、ながらもクゥーを撫でる手を止めないまま目が未だ釘付けのケイトに
リヴェリア「待て、お前のはちゃんと考えて付けたのか?;」
ケイト「うん!
クゥーって鳴いたからクゥー!
以上!!」キラーン!
リヴェリア「異常だ!!;
もう少し考えて付けてやれ;」嘆息&額に手を当てる
ケイト「う~~~ん…
気に入ってるもんねえ?」ちらっ
クゥー「く!」こくり
すりすり
ケイト「あははっ^^」
すりすり←頬ずりし返す
リヴェリア「…
(くす)
全く…(微笑)
まあ…仲がいいのはいいことか
ふふっ^^」くすくす←口に手を当てて笑う