第77章 新時代の幕開け
「「はあああああああああああああっ
もうやだ」」ぽつり
本当に癌に疲弊し切っているようだね;
いくら気遣った所で、これ(自動消滅)だから…;
だから…その巻き添えを食う無関係なものまで、気に掛けないといけないから。
フィン「キリがないね」
ケイト「だからやなんだよおおお;」
始祖神「そんな面倒なことだってわかってて引き継げます?」
ケイト「引き継げたって滅茶苦茶にされてお終いだよおお;」
始祖神「でしょう!?;責任感のある人間じゃなきゃ無理!:」
ケイト「あってもきついんだってば!!
出来ないことでしょ、どう転んでも!;」
始祖神「と言うか…再び一人に、創世神に戻ったとしても…
元から生み出す必要もない状態になるので、それこそ元の木阿弥と言いますか…;
私の寿命は無限大ですけども、いい加減眠りたい」ずうううん
ケイト「お疲れ様;(ぽんっ)←始祖神の肩に手を置く
頑張るから…(なでなで)←肩を優しく擦る
ごめんね;
いつも気を遣わせちゃって;」ずうううん
始祖神「ううん…私の方こそ;;」ぐすん
ケイト「もう疲れたよおおおおお;;」ぐすん
フィン「本当に…そっくりだね…
健気なぐらい、優しいと言うか、優し過ぎると言うか…;
普通そこまで気負わないし、尽くそうとも思わないものなのに」
「「だって自分が!
………‥
生み出したもので」」ぽつり
フィン「君のせいじゃないだろうに;
どう転ぶかは自己責任だろう?
君のせいじゃないし、何より人のせいに出来る問題じゃない
お門違いだ」
滅神「本当にそう」こくこく
フィン(ついに出て(出張って)きたか…;)咄嗟に身構える
僕の額、魂から出てきた滅神は、淡々と言った
が、僕はそれに身構えた
予期せぬことが起こりそうな気がして…
そしてそれは当たった……
「「あんたらはいいわよね!!?
産む役割じゃないんだもん!!!!!
気楽なもんよね!!!!!・・」」ギャースギャース
あーあ;
地雷を踏んだ;
こうなると長いぞ…;(たらーり)
滅神(助けて)
フィン(やだ)ふいっ
滅神「ガーン!!)!!;」
フィン(自分の言葉の責任ぐらい自分で持ってくれ;)
同じことを思った、なんて…口が裂けても言えなかった;
素知らぬ顔で3人から顔を逸らし、そっぽを向いた