第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
中尉「はあっ…」嘆息&眉顰め
大佐「が、頑張りは、している」
中尉「少しは真面目にやって下さい」
大佐「これでも真面目な方なんだが…;」たらたら
中尉「本当ですか?
かなりの怠け者のようにしか見えませんが、私には
大佐「随分と棘を感じるぞ!!;」
中尉「気のせいでは?」じと目←一瞬振りむき見やった後、再び足を進める
大佐「気のせいではない…
断じて気のせいではない!!!!」
中尉「遠吠えなら他所でやって下さい」すたすた
大佐「気のせいではないぞおおおおおお!!」
何でこんなに息があっているのか…
まあ、深くは突っ込むまい
こちらへ来る以前にも親交はあったようだし…
変わらず、上司と部下という立場を継続したいという旨もあった訳だからね…
後は当人達に任せよう――
現時刻は12時を回った所だ。
避難訓練時に結界を張った場から程近いカフェで昼食を終えた後、例の広場での体験で遊んでいた。
ちょうどいい(ここからも近い)ので、カフェで昼寝でもしようと思っている。
昼寝の義務化、法律に組まれているからでもある。←3330ページ参照
飲み物を注文して貰い、それから横になった。
カフェテラスにある個人ルームで、異空間の為かお昼寝タイムにも使用可能ともある。
雲クッションを拡げ、布団にしてから…リヴェリアとケイトと共に横になった。
と言っても…ケイトは僕とリヴェリアにサンドイッチ状態だが…^^;
10時半に執り行われた避難訓練、それは概ね成功と言っていい。
異常事態(イレギュラー)はあったが、実害は0。
あの振動は、『演出』として受け取られている。
空中都市を揺るがす地震は、時間にして…僅か1分…絶え間なく続いたという。
だが、その結界の中では30分ほど続いていた。
防衛隊の、まだ人間レベルが張れるのはそれぐらいが妥当だろう。
出来としては十分だ。
総じて…ケイトが、笑い声をあげながら暴れ回り続けた時間でもある……
気絶からケイトの意識が戻ったのは…25分後ぐらい。
僕自身、手加減をする間もなかったし、生半可な攻撃ではなかったからね…仕方ない。
それから我に戻ったのは…僕がああ呼び掛けてからすぐに近かった。
最初こそ一緒になって笑って襲い掛かってきてはいたが…まあ許容範囲内だろう。
そういうものだと割り切るより外ない。
