第3章 家族として
それは時刻にして朝5時を過ぎた所で。
後でティオネとティオナが来て、その紙を見せてからまだ帰ってきてない現状を伝えに行こうとした。
すると、ロキの部屋には既にフィンとリヴェリアとガレスがいた。
書き置きを見せて説明すると、ロキがすぐさま反応を見せた。
紙を通じて、その想いを読み取ったのかな?
ロキ「あちゃー!;」←天を仰いで額に手を当てる
フィン「?どうしたんだい?ロキ」
ロキ「うちの勘が言っとる。というか間違いない。
ケイたん、街に行ってしもうた;ああああああ;」頭抱
『!!!』
リヴェリア「なんだと?」
ロキ「あー…多分、記憶が戻ってからジッとしてられなくなってもうたんやろ;
ケイたんのお馬鹿!;
一人で突っ走らんでも、ついさっきロキ・ファミリアにその街への遠征の依頼が来たばかりやっちゅうのに!;」ぺちっ
フィン「!何だと?」
ロキ「単騎で突っ走ってもうたああああ!;」
ガレス「まったく(溜息)
突っ走る前に周りを見んか!
まあ気持ちはわからんでもないが…
フィン、今から叩き起こして遠征の準備をしても10時までかかるぞ?」
フィン「はあー;やってくれるね、入って早々(苦笑)
時間もない。今ここにいるメンバーで向かう。
準備を1時間以内で済ませ次第、全速力で例の街に向かう!
ティオネ、ティオナ、既に起きているメンバーにだけ声をかけて伝えろ」
『了解!』
だっ!!
ロキ「…無茶だけはせんといてや、ケイト。
うちも行くで!街の人等はケイトの記憶で見たように、何をケイトにするかわからへん。
うちの神威なら止めれるはずや」
フィン「頷)頼むよ。
映像で見たように、ケイトが呼び起こしたものだと思い込んでいる可能性も高い。
まさか龍神様が起こしたものだなんて、当人達も思いもしていないだろう」
ロキ「…嫌な予感がビシビシするで;
依頼書には階層主が3匹、それも含めて総合5000匹とある。
ケイトはああ見えて意外と頭も回る。
最悪クリエイトで瞬間移動魔法なんて生み出して、もう着いて今も戦っとるかもしれん;」汗
『!!』ぎょっ
その瞬間、血の気が引くのを感じた。
複数の階層主だけじゃなく…5000匹を相手に、たった一人で?
それを相手にすれば、死は確実だったから。