第75章 神器、覚醒
これは余談だが…
『神紋』は、『神の力』を『間接的に』『自らの気や魔力』といった『エネルギー体』を介して解放された際に現れる証であり、
気や魔力の溜まり場である『丹田』3つ全てを繋げ合い増幅を促し、発現した『神の力』を全身に隈なく循環させる紋様でもある←2194ページ参照
『神紋』持ちは『魂の力』を直接引き出せない為、『エネルギー体』を併せて高め合わせた結果、それらを介して間接的に『神の力』を発現させ、『魂の力』をも引き出して上乗せしているに過ぎない。
手順:『エネルギー体』増幅→『神の力』発現→『魂の力』を上乗せした『神の力』全身循環
だがこれに関しては、誰しもにも浮かぶ…
丹田に浮かぶ円が、紋様と同じ形式で浮かばないのは…
前述した通り、『原初の神』を宿さないものに限る。
ただ純白か、純黒か、そのいずれかのみだ…
『神紋』は、『額の紋様』とはまた大きく異なる…
『額の紋様』は『神の力』を『直接』『自らの魂』が解放した際に現れる証であり、魂が自力のみで『神の力』の顕現に成功した証であり、
ありとあらゆる『エネルギー体』、体外体内に関わり合いなく魔力も気も体力も何もかもを、『自らの魂が出力する『神の力』』と一体化させる手助けをする。
『額の紋様』持ちは『魂の力』を直接引き出せ、かつ、『魂』が直接『神の力』が発現できるほどである為、神紋持ちの数百倍に位置するとまで言われている。
手順:直接『魂』が自力で『神の力』発現→『エネルギー体』や『魂の力』等ありとあらゆる全てを『神の力』と一体化
よって、それらの戦力差は、大きく開かれることとなる――
『神紋』か、『額の紋様』か。レベル違いだ…
正確に言うと…
『神紋』の増幅や循環を、『額の丹田』のみで出来るほどに扱いに長けている。
その後に、『額の紋様』に至る…
訳だが……
そこまでが異常に長く、途方もない修業を課せられることになる;
『原初の魂』だから、『原初の神』の紋様が現われるのであって、
そうでなければ浮かばないのは当然とも言える…
だが、だからと言って、原初の神の力を自在に使うつもりはない。
先ずは自力でやらなきゃね…
もし仮に、宿った原初の神の分体の力を借りるとすれば、
本当の本当にどうしようもない場合にのみだ。
でなければ、怠慢を招く――