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Unlimited【ダンまち】

第75章 神器、覚醒





2人で話し合って決めた


「学び、努力することこそが肝心なのだ」と…

それを人の為に見せかけ、自分に都合よく捻じ曲げる
無責任な自己中にならないこと

その堕落は、数多の人々に迷惑を掛け、命や人生を奪い、殺してまでしまう



フィン「さて…整理もついた所で、すっきり流し込めたかな?」


ケイト「うん。
って言うかそっちは大丈夫なの?;

戦闘中じゃ」心配げ
フィン「はははっ^^
なに、君ほどじゃないよ」微笑

槍とは、突きだけではない

叩いて薙ぎ払う
それが本来の扱い方だ


自由自在に、行雲流水の如く、場や状況に合わせて流れるように対応していく

そして僅かな数瞬、隙が生まれた時に
隙を作らぬよう細心しつつ、その刹那を生かし、一瞬のみ、瞬時に攻撃に転身する

気付けば…数時間は経っていただろうか……



戦いが終わっていた

と、言っても…
決着が付いた訳ではない


キリがないので切り上げよう、という話になったのだ



フィン「さて…向こうはどうなっているかな?」微笑

蛇足とまではいかないだろうか
ちゃんと流し込めただろうか

消化不良のように、引きずったり、振り回されたり、
助けてと癌から求められて助けようとしたり、それに執心したり、
本当に色々とあった訳だが…


心配の尽きない状況でもあった訳だが……


もう、過ぎた話だ

今となっては…



僕としても、認めたくは…無かったよ

でも…そうではないと、目の前の現実が残酷にも示してくるばかりだった
だから…認めざるを得ないんだ。

あれらが癌だということ…


それだけは……どう在っても覆りようのない事実だと――



だから…
蛇足だとは思ったが…更に詳細を付け足させてもらった。

僕としても、流したいことではあった。


流しやすい形に落とし込むのは本当に骨が折れた。

だが…それもまた仕方のないことだと思う。
成長する為にも、学びとして落とし込む為にも、必要な時間だった。



仕方のないこと、とは、
どうでもいい、そうならなくたっていい、そう言っているのも同じだと、ケイトは嘆いていた。
そしてそう扱い何もしないことは、同じ行為をやっているのではないだろうか…その憂慮に触れた時、はっとさせられた。


だからこそ…だった。

ちゃんと学び取っているぞ、と証明する為にも…


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