第74章 融和
それから更に始祖神様は続けて説明した
始祖神「善というのは
した悪事に対し、
酷いことをした、と認識し、反省し、
繰り返さないようにしよう、と励む心です
努力をしている人に対し、まるで頑張っていないように捉えるのは、悪です
その善という認識に辿り着くまで、
自分の感情で凝り固まってしまっては、
正しい認識も出来ず、悪から抜け出せないままなのです
自らが人へした行為に対し、
悩み、苦しみ、悔い、迷い、反省し、痛み、
人の立場に立って真剣に考え、かえりみて、
自らが与えた傷に、その想いに、寄り添い、
自分の在り方を見つめ直し、考え続けなければならない
そうし続けなければ、成長も出来ず凝り固まるだけです
見定めるにしろ、見極めなければならない
一番見なければならないのは…
皆にとって善であろう、と頑張る心です
した悪事を、善と捻じ曲げること、
誰々だから善、という認識で凝り固まることではありません
悪事をなした後、なし続けてもなお
自分を善と主張する為に、行為を改めない為に、続ける為に、
過去を、人を、出来事を理由にして、正しいと訴え続けるものではありません
それは悪です
誰でも間違う時はあるのですから、
それを認め、精進へ繋げることこそが肝心なのです」
ケイト「認識に凝り固まって、正当化する為に利用することではない
ってこと?」
始祖神「そうです」
ケイト「人の為に悪事に走るのも?」
始祖神「自分の為に、悪事を悪ではなく、善と捻じ曲げるからです
罪は罪です、認識しない内は成長には繋げられません
認識しても、
次の言動に起こせなければ、同じく成長出来ません
生きる為ならばやってもいいんだ、と
悪へ走らせる、導くこともまた悪なのです
だから、そういう風に、悪事を自らにとって都合よく捻じ曲げ、
続ける為に、凝り固まって、正当化する、正しいことをしたと認識するものは
悪でしかなく、周りにも悪影響しか及ぼさないのです
事態は、あなた方が思うより、もっと深刻なんですよ
深刻な問題なんです
だから悪性として処理されます
凝り固まって悪影響しか及ぼさない腫瘍は取り除かなければ
周囲を食い物にし、利用し、共になって凝り固まるものを消さなければ増える一方です」
ケイト「比喩ではなくマジもんの癌と;ひえっ」たらたら