第74章 融和
また口論になってはたまらない、とばかりに口を挟むリヴェリア…
その中で、オッタルは活を入れるつもりで攻撃しようとしており
リューを筆頭に必死になって止められていた…;
……会話している間に何をやっているかと思えば…;
そんなことをしている間にノアールとブランシェを呼んできて欲しかったのだが…;
どぉんっ!!
爆音が炸裂すると同時に、2人が現れた
オッタル「来たか…」
ノアール&ブランシェ『………』
オッタルの攻撃を防いだ2人に、僕は歩み寄った
フィン「一度来ていたと思ったらまた出て行って…←3740,3745ページ参照
何があったんだい?」
ノアール「精霊王へ事情を報せに」
ブランシェ「呼び出されたのよ、急に!;」ぷんすか
リヴェリア「精霊王からの呼び出しには応じなければならないのか
今この事態でも」
ブランシェ「こちらにはこちらのルールがあるのよ」むっすー←不満げ
ノアール「でも安心して…
あんまりにもうっとおしいから黙らせておいたわ^^」黒にっこり
ぞっ!!
ブランシェ「外で言う所、ほんの0.1秒だけどね
書き置きで済ませたわ」
ノアール「理解するまで時間がかかりそうだから省いたの」
?
今一状況も掴めなかったので、僕の中にある精霊王の血を介して覗いた所…
精霊王「もがもがああああ;;」じたばた半泣き
白い糸で全身をグルグル巻き(す巻き)にされて口も物理的に塞がれた、哀れな姿が見えた…;
精霊は精霊王に逆らえないはずなんだが…←2902ページ参照
うん、スルーしよう;
キルア「…もう、外じゃ1秒しか経ってねえよ」
ガレス「もう来てから数分は経ったはずじゃが」
リヴェリア「それがケイトが張った方の結界か…」
アーニャ「でも変ニャ
フィンが破った結界はベリアルのかニャ?←3729ページ参照
だとしたらワザと通したとか考えられないニャ
もしくは、仮死状態が長く続くと危険だからとか、そういう理由もあって薄く張ったんじゃニャーか?」
フィン「そうだね…急ごしらえ、といった感じだったよ」
すっ
そう言いながらケイトのすぐ横に跪いた
未だ、ラーニェとレイが抱いたままでいるが…借り受けるようお願いして今だけ少し離れてもらった
時間停止を無効化させる程の精霊の『奇跡』を能動的に起こさせる為に――