第71章 改革
戦力を減らして仲良くしましょう。
そんなことが出来る相手ならば、最初から警察も自警団も要らない。
初代も10代目も同じ魂で、全く同じ過ちを繰り返した…初代が自殺して転生したからこそか…
2人は共通して、幸せを手に入れて慢心し、
その幸せが、誰かの犠牲により成り立っているものだと理解しないまま…
身近の者達ばかり大事にし、それ以外の周囲の恨みを買って、転落していく人間だった。
白々しいほどに、正当防衛の名のもとに、殺し、傷付け、繰り返した。
やめようとも、別の道を模索もしないまま、人『のみ』へ求め続けた。
幼稚園児のような非常に楽観的な思考で、事態が深刻になるとは思わない、絶対大丈夫とする。
そうして…24にもなってやりたいこと、同盟(争いを避ける)の為に、
リングを壊す(戦力を減らす)という勝手な命令を下し、
9代目(姉)も、部下達も、末端まで、全ての人から反対を受けてもなお強行し…
数多の人を死なせた。
その我が儘は敢行された。
一般人の犠牲も含めれば千を超えた=万という、大きな犠牲を払って…
そして9代目も死んだと聞き、何食わぬ顔でボスとしてやっていこうと、10代目として頑張ろうとする始末……
しかし、そんな人についていこうと思わないのは…当然の報いではなかろうか?
口から出るのは自分のしたいことばかり。
せめて反省していれば、あるいは…
しかし、人となりはそう簡単には変えられない。
ミルフィオーレが悪いと責任転嫁し、肝心の火種をぶち込んだことを、その判断を悪いとも思わない。
責任を背負わない。繰り返さないように努めない。
以上のことから、完全に見切りを付けられた。
当時の部下↓
「生き残ったな;」ぐすっ
「泣くなよ;やっと帰れるんだろ?」
「だから泣けてくるんだよおお;;」号泣
「そうだな…長かったな…」
「ああ…ぐすっ;」
「「友よおおお!!」」ハグ!
「最初はどうなるかと思ったぜ!;
あの糞10代目のせいでボンゴレ狩りが始まるしよお!;」
「もうやっと振り回されないで済むうう;;」
「そうだな;特に取り巻きが酷かったもんな;」
「な;権力横暴振り回すばっかで;;」
「一番嬉しかったのは射殺されたことだ!」
「「ざまあ!!な^^」」
「大変だ!10代目が生きてた!!」
「「何ぃ!!?;」」