第71章 改革
ケイト「あ、…あはは;」苦笑&後ろ頭掻く
アスフィ「それはともかくとして…
疑ってかからなければならない社会は嫌ですね…」
フィン「それは楽して得取ろうとする者達だろう。
正直者が馬鹿を見る、卑怯者が得を見る現実を作り出している元凶は…それを現実化させる社会を形作る仕組み、国の体制にある。
それは、神国が証明してみせた。一人としてそんなものはいないからね…
等しく、誰もが得している」
ケイト「でも全部が全部制限してったら多様性がなくなっちゃう気がする…;」
フィン「ああ、だから無理に縛らず、せめてと付け加える。
たとえしたとして無くなるとまでは思わない。
だが…こうも受け取って欲しいと付け加える。
いじめとは、理解できないものを、わからないものを、異なるものを、非常識とすることで、己達が考える常識という枠に当てはめようとすることで、無理に変えようとすることで、起こること。
それすなわち、他に対する異なる多様性の拒絶であり否定。
そのような国へ訪れれば、異物であり外国人たる我々が排されることは必至。
そんな人が多い国とは、
人を自殺に追い込み、いくらでも子供を死なせ、後に自分達が老人になった際に支えてくれる数を減らすことを続けて笑う輩が多く蔓延る国とは、同盟を結びたくはない。
一緒になってまで、自滅したいとは思わない。生憎、自殺願望はないのでね。
とね…^^」にっこり
ケイト「うっわぁ…真っ黒;」たらたら
フィン「なに、これでも軽い方だ。
他国を巻き込まず勝手に一人で滅んでいろと忠告するぐらいの…
滅亡が目に見えている国と同盟を結べば、利用されるのは避けられない。
科学文明が発展した大陸の一国では、特に若年層の自殺が多いそうだ…
いつまでも抵抗も許されずいじめられて、周囲の偏見に晒されて、子を死なせて、政策も取らずに笑って死なせていっているのだろう?
学校だの少年法だの、いくらでも取り締まれないようにし続けて、逆に責任感を持たずに今の内なら犯罪をいくらでもしてもいいのだよと推進するかのよう。
現状がいつまで経っても変わらず、更に同時進行で少子化が進み、手を拱いている状態だ。
自分で自分の首を絞めている等、いじめっ子共は思いもしない。
笑って自分の一時の感情の為にいくらでも人を犠牲にし、更に自分の首を絞めて笑い続ける。
