第70章 新天地
愛されたいからではなく…
どんな在り方をしようとも、選ぼうとも、惜しみなく毎日与えられている想い(愛)に『報いる為』に…
その原動力とする方向性、惜しみない努力こそが、結果的に更なる『神からの愛の対象』となる。
常に、毎日、欠かさずに、事ある毎に『感謝』を伝え続けることも含めて…
ケイト「私は…ちゃんと見てるから。
絶対…目を離したりなんか、誤解したりなんか、絶対しないから…(ぎゅうっ)←抱き返す
ひとりになんか、させたくない。
そう思われたまま…ひとりで、死なせたくなんかない……
どんなに頑張っているか…どんなに想っているか…どれほど心を、時間を、砕いてきたか…
その美しさを…そうとされることへ…ひとりへさせる現状に…
悲痛な感情が慟哭をあげていた。
だから…死んでも離さないと、嫌だと言われてもそうすると、誓った。
あの日から…私は…どう在っても、フィンだけは譲らないと決めた。
ひとりになんか、絶対させない。そんなことをする人にはならない。
そんな人とは違うと、示し続けていきたい。生涯全てを懸けてでも…
その孤独を…与える人なんかには、絶対ならないと――誓うよ」真剣&双眸見つめる
フィン「……ケイト……
言って悪いんだが…
そう思われるのは恭弥の時ぐらいだからね?
ここでは、フィンの今は、そういったことは
ケイト「ないとは言い切れんでしょ」きっぱり
フィン「…^^;
まあ…可能性はね?」
ケイト「私は生涯、譲る気ない!ここだけは!!」えっへん!←真剣な表情で両手を腰に当て胸を張る
フィン「ははっ…参ったな…」ぽつり&じわっ←涙目
じんわりと…その温もりが、胸を占めていった。
確かな存在感と共に…
本当に君は…僕の気持ちを、本当を…見てくれる。目を離さないでいてくれる。何より大事にしようとしてくれる。
そんな君だから…なんだ。
最高なんだ……
フィン「そんなことを言ってくれるのは…
身を持って体現してくれる人は…
君だけだよ。
今も…過去(前々世、前世、今世)も…」
ケイト「私だってお前だけなんだけど!?
ここまで理解してくれんのお前だけだし!歩み寄っても来ないし他の人達なんて!!」
フィン「それは…ご愁傷様と言うべきかな?^^;」
ケイト「そこは僕に会う為だと言え!!」ビシッ!