第64章 新たな指摘
バシッ!
『痛々しいのでやめて下さい!;』
ケイト「…ごめん;
まあ…だから助けを求められなかったんだよね^^;
誰かを巻き込んで、巻き添えにしたくなんかはない。
私一人の方が、ずっといい。誰も哀しまない、事実そうだった。←左手で額をかきあげる
人に同じ思いをさせるより…ずっといい」項垂れ俯く
フィアナ「…
そんなあなたの悪い点だけ見るよう促し、自分の悪い点は一切伝えようともしない。
学校の環境が悪いのを無視して、勝手に思い込んで周囲と一緒に決め付けるばかりか、自分にとって不都合な情報は『決して』認めようとも与えようともしない。
あなたをいじめる光景を見ながら、じゅ~ぶん楽しみましたよねえ~~?
間に入らず、助けようともせず、我関せずを貫いたそれらにも、一片の後悔もなく楽しめていましたよねえ~?
あまつさえその後の十何年も後の発言もあれですし、助けようと動けない立場で、いじめられていたケイトに更に追い詰めることを平気で言えるんですよねぇ~?
心も痛まず、哀しまず、楽しそうに自分達だけ笑えて、よかったですねえ~?
胸を張れますよねえ~?いい人ですねえ~~?
そう言ってやりません?」
ケイト「ぜっ!!たい!!やだ!!!
すんごくやな思いするじゃん!!(激昂)
すっげえやだ!!」
フィアナ「…ええ。そういうことを相手はやってるんです。
あれから十何年も経ちましたよ?何十年根に持つんでしょうねえ?
当のひどいことされ続けてきた本人はま~~ったく!一切名も出したり個人を特定できるような内容は言ったりも何にもしてないのに~?
そんなことやってもな~~んとも思わないんですよねえ?
中身は全然成長していませんねえ~?
いじめっ子のままぁ~~♪いじめを放置して苦しむ様を見ていながら楽しみ『続けた』傍観者のまま~~~♪
そう言い返せるぐらいのことをされてますよ?
堂々とそいつの所帯や子や友人達や職場に怒鳴りこんで、信頼関係をぶち壊して人の目を改変させていっても許されます。
やらないんですか?」
ケイト「ふざけんな!
人の幸せや日常に横槍入れて泥被せる輩は死ね!!
されて嫌なことは死んでもすんな!品性の無い外道と同じこと仕返すな!!
それにフィアナ…私の為にワザと泥を被るのはやめろ!!」
怒りを露わに叫ぶケイトに…高潔を感じた。