第52章 メシア・デイ・イヴ
ケイトが皆へ背を向けて激走する中
常にその背後には爆発と衝撃波、空気摩擦と魔法による爆炎が巻き起こっていた。
その様は…まるで、爆炎を支配したかの如く綺麗に激走の動きとマッチしていた。
それを後に、人々はこう呼んだと言う。
爆炎の支配者と――
ケイト「いや、何でだよ!!?;(がばっ!!)
……って…あれ…?;
夢?;(きょとん)
(夢はいいとして…何あのモノローグ!!;」汗&眉顰め&腕組&首捻り
フィン「おはよう」微笑
ケイト「あ。おはよう」
フィン「残念だね…もっと寝顔を見ていたかったのだけれど」目を細め微笑
ケイト「変態!;」どんっ!←両掌を真っ直ぐ出しフィンを突き飛ばす
フィン「はははっ^^
それはそうと、表彰式が終わったよ」
ケイト「え、嘘!!?;」ガーン!!
フィン「う・そ」
ケイト「………
がうううううううううううううう!!!;」半泣&ぽかぽか
噛み付こうとするケイトに、僕は笑うばかりだった。
フィン「可愛いなあ、本当に^^//」くっくっ&ぎゅうっ
ケイト「もう騙されるもんかああああ!!;」ぷりぷり←両手振り上げ
フィン「あ。アルとディが立った」←ケイトの後ろを見やりつつ
ケイト「え!?」ばっ!!←振り返る
アル&ディ『すーすー』←雲クッションの上で熟睡中
ケイト「………・・」←目が点
フィン「~~~っ//←右手を自身の口元に当てて笑いを必死に堪えている
~~~~っ///」ぷるぷる&ばんばん←自身の膝を左手で叩き中
声にならない声を出しながら必死に笑いを堪えるばかりだった。
テロップ『爆笑まで2秒前』
フィン「あっはっはっはっはっはっはっ!!^^//」
ケイト「~~~~っ!!!////;(涙目&わなわな)
馬鹿ああああああああああああああ!!!!;」
どかばきどごずごばぎゃごぃいいいんっ!!!!!
ケイトからの鉄拳制裁を食らったのは…最早、言うまでもないだろう。
テロップ『自業自得』
それから後…
ようやく神ガネーシャからの表彰式も終え、無事に後夜祭へと移行した。
ちなみに、時間からすれば気絶してから数分しか経っていない。