第3章 いっぱい一杯
「あぁ、もう!何なんですか……やることやりましょう、で、寝ましょう?」
「………どしたの。もう怒ってないの?」
「怒ってたんじゃなくて八つ当たりね。言わせるな、ばか」
そういう言って、ちゅってキスしてくれた。
解決したってことで、触っても良いのかな?
何はともあれニノがとんでもなく可愛いから、俺からもっかいキスをする。
「寝室、行こっか」
「大野さん、ずるい。けど好きですよ」
「ん、俺も好き」
力の抜けた体を落ちないように、そっと横抱きにして立ち上がった。
詳しい話は終わってからベッドで聞くからね。
それで良いってことでしょ、ニノ?