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小話【気象系BL短編集】

第2章 こわれることを知らずに






「オレ、あなたのこと、真剣に好きなんだよ」

規則的な寝息への当て付け。ちょっと、悔しかったから。
知らないでいて、なんてウソだよ。
あなたが知ってくれなきゃ、オレは何でもないってことだ。

暗い部屋、オレはほんの少しだけ泣いた。
気付きもしないだろうけど。




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