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小話【気象系BL短編集】

第78章 defender



side.A


一緒のロケだと安心する、と言ってくれて嬉しかったんだ。
オレらは言っちゃえば暇で、それ故に一番出番が多かった。

不安や焦りは勿論あったけど、同時に他のメンバーが誇らしい。
もともと上手く言い表せないタイプだから、余計に頭がぐちゃぐちゃになってた。


でも、どうしてかな。
リーダーはそんなこと考えてないって思ってた。
普段ぼーっとしてるとか、考えてないとかじゃなくて。
おおらかだから、きっと自分ほど思い詰めてないだろって。

繊細なとこもあるって知ってたけど。
マイナスの感情すらも分かち合えるけど。
不思議なことに、リーダーは大丈夫って思ってた。

どうしてだか、そんな風に考えていたんだ。
おんなじ人間なのに、変な話だよね。




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