• テキストサイズ

イケメン戦国 安土城の居候

第21章 富山城、再び


ー富山城ー


(…ん……ここは………)


どのくらい意識がなかったのかわからない。


気がついたらどこかの部屋にいて、今までぐっすりと眠っていた様だった。


(ああ……確か信長様が狙われてたのを庇って……それでどうなったんだっけ?)


ゆっくり目を開けると一番先に視界に入ったのは信長の姿だった。


『信長様……』


『直美、やっと目を覚ましたな』


今の状況がよくわからない。


けれどその姿と声は間違いなく本物の信長だ。


『良かった、無事だったんですね』


『あんたはまず自分の心配をしなよ』


その声の先には家康の姿が見えた。


『家康?なんで?どうしたの?』


『助けに来たに決まってるでしょ。直美、あんたは信長様を庇って斬られた後、丸2日意識が戻らなかったんだよ』


『2日も!?』


『ああ、久しぶりに肝を冷やしたな』


『そういうわけだから、まずはしっかり食べて寝て体力つけなよ』


家康はそう言うと直美の意識が戻ったことを皆に伝えるため、部屋を出て行った。
/ 596ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp