【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第8章 家康誕生祭~オフ会IN京都
ブーブーブ、ブーブーブ、
持っていたスマホが電話の着信の画面になり、マナーモードに設定しているため着信に合わせて振動し
、画面には『猿飛佐助』と表示されている。
「はっ?」
着信の主に一瞬驚くも、とりあえず恐る恐る通話ボタンをタッチし…
「………はい……」
震える声で、電話に出る。
「突然すみません。猿飛佐助です。先程のメールだけでは、わからないと思いましたので、電話にて詳しくお伝えしにきました。えっと、リレー式で……」
「ちょ、ちょっと待って!今メモするから!!」
突っ込みどころ万歳だが、説明を聞き逃すまいと、たまたま持ってきていたボールペンを持ち、お話の概要やメモする用にと持っていた小さいノートに佐助の内容を聞き逃すまいと必死にメモをとる。
「ここは・・・さんに頼んであるので、流れとしてはこんな感じです。」
「………とりあえず説明は以上です。では、その内容でお願いします。プツっ。」
「はっ!?ちょっ……!………切れた……。」
いろいろ突っこみたいことはあったけど、もう突っこむ相手はいない。
隣に座ってた女子高生らしき人達の視線が痛いが、とりあえず食器をさげ、メモの確認をする。
「んー、とりあえずちまちまやっていくか・・・。」
メモを見ながら、話の構成をあれこれ考えだし、ポチポチと執筆しはじめた。