第7章 お似合い?
〜眞由美side〜
私の親友はやっと旭野くんと付き合ったらしい。
「せんぱ〜いっ!お昼食べましょ〜!!」
「あ、ちょっと待っててね」
そう言うと、華美はこっちに来た。
「ごめん!今日は犬夜くんとお昼食べるから、一緒に食べれない。ごめんね」
「楽しんでこいよ〜」
私はニヤニヤが止まらなかった。
「べ、べつにお昼一緒に食べるだけだし!!」
「はいはい、わかったから早く行っといで!旭野くん待ってるよ」
そう言って旭野くんの方を見る。
なんだか、待てをされてる犬みたいだ。
あと、少し落ち着きがないようにも見える。
「眞由美、ありがと。行ってくるね」
「はいはい、いってらっしゃい」
なぜ感謝されたのかはわからないが、とりあえず返事をした。
「おまたせ〜」
「待ってないですよ!大丈夫です!」
いや、待ってただろ。とツッコミたくなる。
それにしても、あの二人はお似合いというかなんというか。
「先輩、どこで食べますか?」
「んー?私はどこでも良いけど…近いし、そこの空き教室でいいんじゃない?」
「そうですね!じゃあ、そうしましょう!」
と言って、二人は教室を出ていった。
ま、華美も旭野くんも楽しそうで何よりだわ。
と思った。