第2章 本編20~39
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道場をぶっ壊した双竜を追い出して。
急遽こんのすけ君を呼んで道場の有り様を見せたら目が点になってました。
ごめん、本当にごめん。修理費は伊達に請求しとくから・・・
「これは、どなたが?」
「友達の、伊達政宗と片倉小十郎さん」
犯人を暴露したらこんのすけ君が驚きで膨らんだ
もふっていい?
「お市さまは、大名との親交がお広いのですね」
「んー、あちこち旅してたし」
とりあえず、直せる?って聞いたら問題ないと言われたので一安心
鍛冶場からまた刀剣が自室に届いたって聞いたので皆の前で披露しに行こうか!
「そう言えば」
「ん?」
こんのすけ君が思い出した様に口を開いて
「大阪城の地下に、見慣れぬ刀剣が閉じ込められている様です」
地下なんてあったのか大阪城、多分私達の世じゃないと思うけど。
「うん、近々皆で迎えに行ってもらうね」
「宜しくお願いします」
最近、黒羽と雹牙が婆娑羅も交えて皆の特訓してるから。
実力は上がってると思うから行って貰っても大丈夫でしょ
とくに長谷部のやる気が半端無い。
皆が寛いでる部屋を覗いて、新しい子が来るからおいでと手招き。
江雪さんに何故か頭を撫でられて・・・
何か最近やたら左文字の兄さん2人に妹扱いされるなぁ
「あるじさま、どんなかたがくるのか、たのしみですね!」
「そうね」
ぴょこぴょこくっついて来る今剣の頭を撫でて
長谷部の待つ自室に入って
「お帰りなさいませ、主」
今回の刀剣は此方ですよと指された方を見ると
「大きい」
何か1本やたらでかいな!
薙刀?有名な薙刀って何かあったっけ?
流石に箱じゃなく、刃の所に布が巻かれてたので
これが鞘替わりかと、ちょこんと座ってスルスルと解いていく
もちろん、他の太刀、大太刀も一緒にね。
婆娑羅で引っこ抜いたら。
一瞬女性かと思ったけど男でした!ごつくしいな!
他の2人も随分と変わった方
「お名前、聞いても良い?」
立ち上がってぺこりと挨拶をして聞いたら
「私は一期一振。粟田口の・・・兄の様な者でございます」
「こんにちは、綺麗な次郎太刀でーす」
「・・・次郎」
「え、兄貴?!」
「いち兄だぁ!!」
「弟がもうこんなに、此処に居たのですな」
おお、兄弟再会かぁ