第26章 動き始める時間
竜也side
聖奈は泣いていた。
竜也「聖奈・・・ごめんな。俺が。裏切ってしまった。」
聖奈「竜也は裏切ってないよ。」
聖奈は泣きながら俺を見つめた。だけど、何処か笑顔だった。
そんな顔みたら我慢できない・・・・。
竜也「俺、波とやってしまった。」
聖奈「いいよ・・。私たち、恋人じゃないし私の片想いだから気にしなくて。」
片想い・・・。
竜也「聖奈、こんな俺でも好き?」
聖奈「うん、すきだよ。・・・てか、愛してる。」
竜也「ありがとな。俺さ、さっき気づいた。聖奈が好き。もう裏切らない。」
聖奈「ほんとに私のことが好きなの?」
竜也「あー、愛してる。」
そう言って俺は聖奈とキスをした。