第12章 第12話
<ピンポーン>
潤のマンションに着いてインターフォンを鳴らすと、鍵を開けて中に通してくれた
雅「潤、ショウは?」
潤「今寝てる。夕べは眠れなかったらしいから」
寝室に案内されて入ると、ベッドの中でよく眠っているようだった
雅「ありがとう潤…でも何でショウがここに?」
潤「街中で偶然見掛けたんだ。聞いたら帰りたくないって言っていたから」
雅「え?」
帰りたくないって…俺に会いたくなかったのか…
潤「…雅紀…ショウくんを実家に預けろ」
雅「…え?」
ショウを実家に…?
潤「ショウくんに聞いた。お前昨日ショウくんの事襲ったらしいな」
雅「襲ってなんか…!」
潤「お前にその気はなくてもショウくんはそう感じたんだろ?『夕べの雅紀は怖かった』って泣いてたんだぞ」
…ショウ…そんなに怯えて…