第8章 第8話
翔ちゃん…翔ちゃんがいる…
「あ、雅紀!あのね僕お昼寝から起きたら…」
何か言ってる翔ちゃんの言葉も聞かずに、俺は駆け寄り抱き締めていた
雅「翔ちゃん!生きてたんだね翔ちゃん!」
「え?翔ちゃん!?」
俺の言葉に何故か驚いた声を出していたけど、暫くして
「雅紀…僕『翔ちゃん』じゃないよ?僕猫の『ショウ』なの…」
雅「…え?」
え?ね、猫のショウ…?
えーーーっ!!し、ショウが人間になってるの!?
確かによく見ると、翔ちゃんより若くて身体も小さいけど…
事情を聞くと、どうやら昼寝をしていて目が覚めたら人間になっていたらしい…
…まるで漫画だな…
とりあえず、寒そうにしていたショウに服を着せたけど、今まで服なんて着た事ないから変な感じがするって言ってるが、それ脱ぐなよ?(俺の理性が飛ぶかもしれないから…)