第15章 第15話
ー…ま…さ…ー
…誰か…呼んでる…?
ー…雅…紀…ー
俺を呼ぶこの声…懐かしいこの声は…
眠っていた俺は目を開けて辺りを見回した
すると俺の横に白い猫を抱いた男の人が座っていた
その顔は…
雅「し、翔ちゃん!」
翔「…久しぶり…雅紀…」
最愛の人…翔ちゃんがいた
そしてその翔ちゃんが抱いていた猫は…ショウだった
雅「翔ちゃん…会いたかった…」
俺は思わず翔ちゃんの身体を抱き締めた
翔「…ありがとう…雅紀…まだ俺の事愛してくれてて…でもダメなんだよ…もう俺とお前は住む世界が違うから…」
雅「何で?何でそんな事…ショウは翔ちゃんの生まれ変わりなんでしょ?」
翔ちゃんから離れて顔を伺うと、翔ちゃんは悲しそうな顔をしていた