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闇に咲く華

第1章 幼少期


ちょっと私の身体から黒っぽいの出てるのはこれ婆娑羅でしょ
全力で押さえてるもん、これでも。
こんな子供染みた陰険な事する奴居るんですね!

全力でお仕置きのご助力をさせて頂きます、可愛いは正義。

「市姫は婆娑羅者か」

国親様が若干現実逃避してたのはあえてスルー
黒羽と雹牙が止めに入るまで怒りとの格闘は続きました。

「姫様、深く息を吸って、吐いてを繰り返して下さい、落ち着いて下さい」
「お市様・・・首が、絞まってる」
「ご、めん」
「お前らも大変だな・・・」

雹牙の首に抱き付きながら黒羽の言葉に耳を傾け婆娑羅の暴走を押さえたのなんて初めてです

ふいー、お騒がせしました。国親様・・・


何とか押さえて、みっともない姿を、と頭を下げたらわっしわっし頭を撫で回されたので
驚いて頭を上げたら本当に嬉しそうな満面の笑みで

「弥三郎の為に怒ってくれてありがとな」

ぐは、イケメンパパの会心の笑顔いただきました!
子沢山なのかな、凄く子供扱い慣れてらっしゃいます。

あまり弥三郎を待たせてはいけないのでお部屋を失礼させて頂いて
せっせと弥三郎の部屋まで歩いていく。
よく迷子にならないもんだな私。


昨日教えて貰った道順で角を曲がり覚えのある襖の前で止まる

「弥三郎、来たよ」

声を掛けたらすぐにさっと襖が開かれて

「市ちゃん!いらっしゃい」

花が咲きそうな笑顔に出迎えられました。
眼福にございます弥三郎。今日も良い美少女。

今日は弥三郎と何しようかと話してたら、あっと
思い出したように声を掛けられた

「そう言えば市ちゃんって松寿丸ともお友達なの?」

お?何故に松寿丸の話題?
・・・昨日国親様が毛利と同盟組んでるって言ってたな

という事は訪問する際は子供同士での交流もあるのか

「弥三郎も、松寿丸と、お友達?」

たどたどしくもそう聞き返せば良い笑顔で

「うん、松寿丸って凄いよね!私と同じ年なのに凄く頭が良いし」

そこでへにょっと悲しそうな顔で

「私よりもずっと、将来を考えてるし・・・戦の事も」
「戦は、怖い?」
「うん、私は怖くて、たまらないの・・・」

悲しそうにぽつりぽつりと漏らしていく弥三郎
きっと今までこう話そうにも話せそうな人居なかったんだろうなと思い、ふむーと考える
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