第6章 フォーマンセル?んなもん犬に食わせろ!!!!
あれから時が立ち私は波の国を乗り切った、というか、再不斬の攻撃をもろに喰らい最終決戦後もまともに動けなかったというほうが正しい
避けても良かったのだがタズナさんが後ろに居たから受け止めたのだ、正直体真っ二つになったんじゃないと思った
いや、3回ぐらいは真っ二つになった。4回目でいなすことを覚えたものの直撃、真っ二つは免れたものの多分上手に切れなかったたくあんみたいなことにはなってたと思う、カカシ先生にはすごい怒られた、お互い起きれない状態での説教だったからすごく変な感じだったけど
ほう、受け止めるのか、と再不斬には言われたしあれは本気じゃなかったと思う、命拾いした、ごめん拾えてなかったわ
それで私は息も絶え絶えに帰ってきて病院へ、そして、中忍試験の時が来た、わかったことがいくつかあるのだが私は避け芸以外は本当にただの人だ、防御も紙だし忍術の才能もない
豪火球だってまだ一人前に扱えないのだ、攻撃手段も特にないし、本当に逃げることに特化している
オビトはまだその年齢だからとは言う、まぁ確かに、あの夜を何十年と繰り返した私にとって避け芸が発達するのも無理はない、避けに関してはオビトと手合わせしてもかすらない、結構本気だったと言われる程度には
まぁ、そう言われるときは私は首にクナイを突きつけられてるし息も上がったりでチャクラ切れの写輪眼切れを引き起こしてるが…もちろんオビトは余裕綽々だ、服の乱れどころか息の乱れすらない
幻術に対する耐性もかなりあるという、心当たりありすぎてな、最後の方はイタチの万華鏡写輪眼を使った幻術以外なら大体返せてた、攻撃に関してはからっきしだが努力次第でどうにでもなり避け芸に関しては天下一品の才能があるらしい、彼の口ぶりからするとだが
いや、才能じゃなくて努力なんだよなと思ってしまう、何十年全く睡眠を取らずに常に本気で殺してくる相手から死ぬことも許されず逃げ回れば皆同じぐらいにはなる
要するに私は凡人なのだ
当のオビトは最近ようやく仕事が落ち着いてきたのかいつ行っても大体いる、もう暁は動いてるのか、中忍試験の事を話すと最近砂の動きが怪しいと教えてくれた
「見ておいたほうがいい?」
「ああ、特に一尾のことは注視しておけ」
そういえば暁のリストに混じって人柱力のリストもあったな、後でみるね、と言うと彼は事も無げに頷いた