第15章 戦争前のピリピリした空気って苦手だよね、ね!?
「ようサスケ」
そんでペイン戦はナルトが勝ち、お菓子詰め合わせ一年分を出来レースで確保した私はトビと一緒にサスケの前に現れた
「いまさらなんの用だ、俺達鷹は暁を抜けた。お前らにもう用はない」
「暁を裏切ればちゃんと死んでもらうと言ったはずだ、お前たちは俺との約束を裏切ったことになる」
香凛が八尾は渡しただろ、と言えばトビは盛大にため息をついた
「あれは変わり身だった、八尾に一杯食わされたのさ、正直お前らにはがっかりしたぞ」
それからトビは私の方もちらりと見た
「、お前も手伝ってやれば良かったものを」
は、と笑って体を揺らす
「動きをちょっと止めただけでピントがブレたよ、ろくに連携もできない鷹と組んでも無駄死にってもんでしょ」
それに、何回か死んだ時そこそこ戦えてたとしてもあちらさんは私を時間稼ぎだとしか思っていなかったし
それからトビが何言か話すといきなり戦闘態勢に入る
私は突撃してきたサスケをなんとか捉えてトビに触れる一歩手前で止めた
「あまり力をひけらかすな」
私はサスケに触れて仲間のところに転移させる
彼が私をギッと睨みつけた
「彼ら私に言いたい放題だったもの、ちょっとはいいでしょ」
げぇ、根に持ってんの?と水月がぼやいた
「いまさら木ノ葉に向かっても遅い、お前の目的は今や虚しく聴こえてくる、残念だ」
それからゼツが白と黒に別れてサスケを案内した
「俺も鉄の国へ行く、はどうする」
私はえっと彼を見た
お前はどうする?なんて聞かれ方初めてだ、今まではああしろこうしろだったのに
「わ、私も行きたい」
気を、使ってくれてるのだろうか、これは
「………あー、多分、手伝いはしないけど、行くだけ行くよ」
ここにいても暇だろうし、と言うと、わかったとトビはその場から姿を消した
………五影会談、戦争も近いな