第2章 新しい生活。
ガチャ…
『お、おじゃまし…』
「ただいま
でしょ…??」
恐る恐るドアを
開けて
中に入る私を
後ろから抱き締めて
こう囁く智。
『あ…
そっか、
そうだよね
えへへ…///』
照れて笑う私。
ただいま…か…
『へへ…ただいま//』
なんだか嬉しくなって
こう呟く私の手をとり
「おかえり…」
と返してくれる。
はぁ、
良い大人が
こんなバカップル全開で
大丈夫かな…
はは…;;;
そう思っている矢先
「やっと二人きりになれた…」
そう言った智の顔が
みるみる
近づいてくる。
ギュッ
初めてな訳ではないけど
トラウマからか
強く目を瞑ってしまう私。
そんな私をみて
ふわっと抱きしめ
チュッ…
くちづけする智。
これはここでしか出来ない。
二人の関係は
嵐の5人以外には
絶対に秘密だから。
二人きりでないと
手を繋ぐことさえ
できない。
その分この時間が
愛しくて愛しくて
たまらない。
この時間が
永遠に続けばいいのに。
これは結婚するまでの
ほんの少しの我慢…。