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薄ヒロ

第1章 曜日ノ今日子





本日は木曜日 今日子にとって木曜日は1番嫌いな曜日だった。

今日子の個性「日替わり」のサイクルは金曜に始まって木曜に終わる。

金曜~水曜の能力で消費したそれぞれの絞りカスの消費日が木曜だった。

合わさった絞りカスの濃度は毎週違うので個性でやりたいことが満足にできない。


そして本日は特に変な混ざり方をしているようで今日子は朝からなんだか体調まで悪くなっていた。



そんな最悪の最悪の日である本日の午後、事件は起こった。


「今日の演習は1体1のバトル!張り切っていくわよ!」

特別講師 18禁ヒーロー(なのに高校にいる)のミッドナイト先生の元行われた1体1のバトル。

今日子の相手は触れたものを自身の半径5.25m以内のどこにでも移動させることが出来るテレポート系の個性のクラスメイト、峰斗(ぽうと)との対決だった。


「今日子さん、木曜日だからって俺手加減しないぜ!」

元気タイプの峰斗やる気満々!と言わんばかりに両手を広げて戦闘態勢に入る。


「触れなきゃいけない峰斗くんなら、木曜日でも負けませんよ!」


煽りあいながらも試合は開始 峰斗からの突進で自体は動く。


「かかったな!俺は自分も飛ばせるようになったんだ!」


「!」

一瞬で今日子の目の前に現れた峰斗は「俺の勝ちだ!」と今日子の二の腕に触れた。


「しまっ_____!」






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