第3章 クラスメイトと妹
「ああ゛ぁぁあん(怒)心配なんかしてんじゃねぇよ!クソモブ女がぁ!」
元来た道を戻るように俺の足は進んだ。
八つ当たりのように言った言葉がどうも気に食わず、イライラしながら歩いていた。
だが、そんなことよりあの女の重さがなかったことが気になる。
個性なのかと思ったがわからねー。
本人が個性の話をするまで待つとしようと思いさっき女が乗ってたところに手を触れたとたんにビリッと腕に電気が走る感覚を覚えた。
(静電気か?)と考えたがに手が思うように動かせねぇ…。
静電気じゃなければ麻痺…?と考え付いた。
(だが何故突然そんなことが起こったんだ…?)
俺の身体に触れたとたんだぞ…?
そうこう悩んでる内に一つの考えに結び付いた。
(アイツの個性、麻痺なんじゃねぇのか?)と結論付けた。
要するに俺の足の上に乗った時に何らかの個性が働き、俺の足を麻痺させたから女の体重がないと感じさせた。
だが、あの女は個性を障壁と言っていた。
二つも個性があるというチート的な存在だと思う。
(でも、朝なぜ言わなかったんだ?)と疑問に思う。
考えてるだけじゃ分からないから今度聞いてやろうと思う。
爆豪は密かにビリビリバリア女とあだ名をつけた。