第17章 金髪とヤケド
「あっ......あぁ...や、なんか......」
「ん?」
腰の動きを止めることなくナツキの言葉に耳を傾ける。
「なんか......来るッ...」
その感覚が怖ェのか、繋いだ手を握り込み、その拍子に爪が刺さる。
「大丈夫だ」
身体をより密着させ、唇を塞いだ。
俺自身も果てが近いことを悟り、そのまま動かした。
「やっ、あっ、あっ......っあぁッッ...!」
喉元を大きく反らせ、達した。
その瞬間にヒュッと喉が鳴る。
「く...俺も...イク...ッ」
限界を感じ、自身を素早く引き抜くとナツキの腹の上に吐精した。
ビクビクと震えながら欲を吐き出す。
「気持ち良かった...?」
心配そうに上を見上げるナツキ。
「あぁ、やみつきになりそうだよぃ」
「良かった...」
優しく触れるだけのキスをすると、上から身体を起こした。
ティッシュで吐き出した欲を拭い、ゴミ箱に捨てた。
身体をずらし、達したばかりの重い身体をベッドに沈めれば腕にナツキが抱き着く。
腕にくっつき、スリスリと顔を擦りつける。
「眠いか?」
「ん、ちょっとだけ」
「寝ても良いよぃ」
髪を撫でれば小さく頷いた。