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おかえり〜I'm home〜(R18)

第10章 summer memory⑤






最初こそ、おずおずと探るように軽い口付けが何度か降って来たけれど、私が抵抗しない事を確認したら、徐々に角度を変えて欲しがるように、貪るものへと変わっていった。

「ん・・・っ、ふ・・・」

下唇を狭み、舌で表面をなぞったり・・・
微かに口を開けば、迷いなく滑り込んでくる彼の舌に、口内を暴かれる。

「ふぁ・・・っ、ん、ぁ・・・っ・・・」

とろけそう。腰の力が入らなくなって、きゅっと及川さんのシャツを握りしめてしがみつく。

頭の後ろに回された手が、うなじに触れて、髪を掻き上げる。唇を離し、掻き上げた時に覗いた左耳に寄せられる。


「はぁ・・・っ・・・」

熱を含んだ及川さんの甘い吐息が、耳にかかると、びくりと震える私の体。そろりと及川さんの舌が耳をなぞる。

「ぁっ・・・!」

穴の奥まで入ってくる舌がくちゅ、くちゅと音を立てて聴覚を犯していく。

「や・・・っぁ、だ、め・・・、ぁっ」

必死に、激しい刺激に耐えるように及川さんのシャツを掴む。

「ダメじゃないでしょ・・・っ」

熱に浮かされたような甘い声が耳を溶かす。そのまま、体から力が抜け、ぽすりと及川さんの胸に収まる。


「りお・・・」

布団に私の体を寝かせると、指を頬から首、服の上を通って胸へと這わせていく。

「ん・・・・・・っ」

胸の・・・ちょうど突起している部分をピタリと探り当てると、指はその周りを円を描くように動き出した。もどかしい感覚に、体が揺れる。

「あ・・・及川さ、・・・」

「・・・なに・・・・・・?」

知ってる癖に。私がどうして欲しいか、何を言いたいのか・・・

「言わなきゃ・・・わかんないよ」

「やっ・・・ぁ・・・」

ピリッと、乳首を服越しに指で挟まれる。

「ねぇ・・・、なに、りお・・・?」

「ぁ・・・ゃ・・・・・・んと・・・!」

「ん・・・・・・?」

「ちゃんと・・・触って・・・っ」

羞恥心に押し潰されそうだ。だけど次の瞬間、暴いた服の中に及川さんの指が滑り込み、下着をずらして直に触った感触を覚えた時、その羞恥心は一気にかき消された。

「ぁっ・・・ん、ぁ・・・ん・・・」

及川さんの大きな手にすっぽり収まってしまう私の胸を、執拗に愛撫する。

柔らかさを確かめるように撫で回したり・・・乳首をつまんだり・・・


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