第13章 〜希望〜
マイホームは1階が書斎と大尉と雪の部屋。2階がリビングダイニングに、キッチンと子供部屋と寝室。3階は由良達が大きくなってからそれぞれの部屋にして使うつもりでいる。
帰ってきた零と、私は2階に上がる。赤ちゃん用のお布団で彪雅が寝ていた。
零「お、彪は寝てるのか。由良〜、パパと何して遊ぶ〜?」
すっかり親バカになって、警察官だとは思えない程、由良と彪雅達を甘やかしまくっている。
『甘やかすのも程々にしてね?』
っていつも言うんだけれど、結局は由良の可愛さに負けてしまって、めちゃくちゃ甘やかしている。
零「良いじゃないか、可愛いんだから仕方ないだろう?あ〜、ほんとに由良は可愛いな〜。」
由「ゆら、ぱぱあすきよ〜。」
零「俺も好きだけど、パパはママが大好きなんだよ〜。」
由「え〜、でもゆらはママすきなんないなの〜。いつもぱぱあとママ仲良しなの〜。ゆらいやなの〜。」
呆れるくらい、私は由良に嫌われているらしい。零と仲良くしているだけで、嫉妬した由良が突進してくる事があるくらい。
零「真恋音〜。」
私が夜ご飯の片付けをしていると、後から零が抱き締めてきた。
『なぁに?』
零「由良も彪雅も寝かしつけたよ。」
『ありがとう...。もう少しで終わるから待ってて。』
零「ん、待ってる。」
そう言って、零は寝室の方へと行った。
私は由良と彪雅の様子を見に行って、ぐっすり寝ているのを確認してから、隣の寝室へと足を向かわせた。
ガチャっと扉を開けて、零は布団に寝転びながら、テレビを見ていた。私に気付いて、テレビを消してから、ベッドに座り直して、自分は胡座をかいて、自分の足をポンポンしながら、「ここに座って」と言った。
零「毎日、家事と育児お疲れ様。疲れてない?」
『私は大丈夫。零もお仕事お疲れ様。体は大丈夫?』
零「うん、大丈夫。」
そういつもの確認して私達はキスをした。