第9章 再会
ジャ「くっ………!」
武器ではなく、体術を使う。マスルールのようだ。
ファナリスではなさそうなのに、かなりの脚力と体力。
ライ「逃げるなぁっ!!」
このまま逃げてても、らちが明かなそうだ。
(仕方ない………バララーク・セイを………!!)
身構えた瞬間、声が響き渡った。
「ライ!!止めなさい!!!」
レイラが立っていた。
あの頃には無かった、かなりの迫力がある。
思わず、こちらも硬直しそうだった。
ライ「ひ、姫様っ………?!」
ライ、と呼ばれたレイラの部下が、慌てた様子でレイラの方に直った。