第7章 別れの時
困った顔で、うちを見るジャーファル。
でも、すぐに真剣な顔になり
「レイラ。お前は王女だ。俺は暗殺者だ。一緒には居られない。」
「そんなの関係無い!!」
「………良いか、レイラ。よく聞け。お前にしか出来ない事はたくさんある。だから、それをやれ。」
「うちにしか………出来ない事?」
「ああ。」
「……………うん。わかった………。」
「………じゃあ、行く。あいつをあんま待たせんなよ。じゃあな。」
「………ちょっと待って!」
「?…………っ?!」
くるっと此方をむいた瞬間、ほっぺたにキスをする。
「………ふふっ。また、会う日は、直撃させるからね!じゃあね!」
「……………はは。……楽しみにしておく。」
うち達は笑いあいながら、別れた。