第15章 奇襲
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一行は急いで町へ向かった。
しかし、さっきとは比べ物にならないほど、町はひどい状態になっていた。
アヤカ「うわっ、ヒデーなこりゃあ……」
歩き回っていると、ふと、皆の目にとまった。
そこは、木造二階建てのしゃれた雰囲気の建物があった場所──……そう、あの町役場だ。
アヤ「ヒドい……!……あ、や、八猫町長さんはどこに……!?」
マナ「まさかとは思うけど~……」
と言っていた矢先
八猫「ぶはっ!ゲホッゲホッ。ったく、役場こんなにしやがって…(怒)……ん?なんだ、オメーらか」
八猫は生きていた。しかし、いつものごとく皆はその気だるさにしてやられた気分だ。
アヤカ「悪運だけは強ぇ奴だな(怒)」
アヤ「まぁ、そうですけど……生きていただけ良いと思いますよ?」
八猫「そーそー。そーゆーマシな事言ってくれるヤツがいないとな」