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Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】

第11章 番外編


触れ合う身体は温泉よりその温度を感じさせて
己を締め付けるそこに
しなる身体から伸びた腕が縮めようとする2つの身体の距離に
愛しさを感じながら熱い飛沫をぶちまけた。

止まった律動に少し遅れて、震えるように痙攣を始める腟内。


何に感じてんだ…
っとに


ナツを誘った最後の刺激が、吐き出された所有欲であった事に堪らなく満たされる心。

全てを注ぎ込み終えズルリと己を引き抜くと、力なくしなだれるその身体を抱え上げ立ち上がった。





「……し、死ぬ…」


漸く解放されたナツの口から漏れでた言葉。


もっと色気ある言葉は吐けねぇのか。


室内へ続く扉を乱雑に開け、肌触りの良いバスタオルをナツの身体に被せる。


反応がないその様子に顔を覗き込めば
薄く開かれた唇からは安らかな寝息が聞こえていた。


普段より赤い頬は、ただ意識を飛ばしただけではなく若干ののぼせを感じさせる。


流石に少しやり過ぎたかと思いつつ、室内の冷えた空気の中に愛しい存在を運び入れた。


和洋折衷なこの部屋の寝室は洋室で
柔らかいスプリングがしなるベッドにナツを寝かせる。


伏せられた瞼に唇を落とし、可愛らしいその寝顔をそっと撫でた。


温泉も悪くない。


満たされたのは果たして色欲だけなのか。

言う事に従いつつも完全には取り払えないナツの恥じらい。
見たくて仕方のないその片鱗が垣間見えたあの瞬間、それはローの心を満たすように広がった。


「夕飯までには起きろよ」


そっと顔にかかる髪を払いのけたローの顔は、普段の彼から想像できもしない程に
慈愛に満ちた表情を浮かべていた。


起きている時にしてやれば良いのに。
結局素直じゃないのはお互い様なこの二人。


でもそれが、お互いであり二人の愛のカタチだった。





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