Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第8章 ロー
ナツがここに閉じ込められて、5日が経った。
相変わらずローに抱かれ続ける毎日。
意識を失うように眠りにつき、起きて暫くするとローが帰ってきて、また抱かれる。
こんな日が一体いつまで続くのか。
ナツは落ち着いて自分の今後を考えると
その深刻さに顔色を青ざめさせながら、落ち着かない様子で部屋の中をウロウロしていた。
一昨日は休みだったようで、それはもう悲惨だった。
人間、頑張れば一日中ヤれるもんなのか。
何度か意識を飛ばした覚えがあるが、長時間に渡って行われた行為はナツをこれでもかと言うほどに疲弊させた。
意識を飛ばしても、彼は意図も簡単にナツの意識を浮上させる。
流石神の手。
いや、神の手は関係ないか。
ナツは取り合えず落ち着こうと、大きな窓から見える景色を眺めていた。
あれは3回目くらいに目を覚ました辺りだろうか。
流石のナツもキレた。
全ての技を駆使して彼から逃げる。
広い部屋の中でジャラジャラと鎖が鳴り響く中、彼女は必死に彼との距離を保っていた。
しかし所詮鎖で繋がれているナツ。
ローは鎖を手に持ち、遊びは終わりとても言うようにそれを引き寄せ彼女を捕まえた。
「……お前バカだろ」
抵抗するナツを腕の中に捕らえ、その顎を掴み上げる。
狂気と怯えを含む視線が双方から交わる。
ローは冷酷な笑みを顔に張り付けた。
「従順な女も悪くねぇが」
ローの舌がナツの頬を舐めあげる。
「お前のその怯えた表情、逃げる態度…それがどれだけおれを煽るか分かってんのか?」
逃げたところで逆効果
彼はそう言いたいのだろうか。
その言葉に、石のように固まるナツ。
そんなナツに口づけを落とすと、ローはナツを抱き上げる。
向かう先は、先ほどまで二人が交じわっていた寝室。
ナツはローに抱き抱えられたまま固まっていた。
いや、動けなかったというほうが正しいのだろうか。
抵抗しても、より彼の欲望を刺激するだけならば
いったい私はどうすればいいんだ!従う以外で!
ナツはもうどうしたら良いのかも分からず、ベッドに下ろされた時点で再び始まるだろう情事を思うとただ、
気が遠くなりそうだった。