Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第5章 激情
ローは携帯を切ると、ベットに放り投げた。
そしてナツからバイブを引き抜くと、透明の糸が線を描いてシーツに落ちる。
「はっ…ぁ…」
たったそれだけの刺激も強すぎるのか、ナツは身体を震わせて声を漏らした。
ローはナツの手足の拘束を外して抱き起こすと、目の前に既に勃ち上がった雄を突き付ける。
「続き。してほしいなら、咥えろ」
ローの言葉にナツはぼんやりとしていたが、ゆっくりとそれに唇を寄せた。
「んっ…は…」
必死に咥え舐めあげる彼女には、すでに理性など残っていなかった。
前回よりも遥かに積極的なその動きにローはほそく笑む。
今彼女の頭には快楽しかない。
己に縋りつき必死に求めてくるその姿は、狂気に染まる心を満たしていった。
「……っ」
暫く彼女の痴態を楽しんでいたローだったが、そろそろ頃合いだろうと思い、彼女の頭を掴み一気に喉奥へと捻じ込む。
「…んんんーっ!?」
彼女が非難の声を上げると同時に、熱い液体が口内に注ぎ込まれる。
ナツは咄嗟に口を離そうとするが、後頭部を抱え込むローの腕がそれを許さなかった。
「飲め」
涙目で離せと訴えてくる彼女に降りかかる残酷な言葉。
ナツは緩く首を振って拒否を示すが、それで彼が解放してくれるわけでもない。
次第に顎が痛くなり呼吸も苦しくなる。
そしてなにより、体内を犯す熱で気がおかしくなりそうだった。
「…んぐっ……げほっ…げほっ…」
ナツはローの足に爪を立て、それを飲み込んだ。
流れていくドロリとした感覚と苦い味に表情が歪む。
漸く解放されて咳き込んでいると空気に触れたそれは、また違った独特な味を口の中に走らせた。
その味に眉を寄せていると、肩を押す力に身体がベッドへと倒れこむ。
「お望み通り、満足させてやるよ」
歪んだ笑みを浮かべて見下ろしてくるローが膝裏を抱えあげると、敏感な部分に感じる硬い熱。
ナツは自分の意思に反して、身体が期待に震えている感覚に、そっと瞳を閉じた。