Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第5章 激情
ローがサイドテーブルから取り出したのは、ピンク色の卑猥な形をしたバイブと小瓶。
ナツは咄嗟に身を捩って後ずさろうとするが、身動きの取れないこの状態ではそれは叶わない。
ローは小瓶を開けると、指ですくった液体をナツの秘部の奥へ塗り込んだ。
「……ぁッ…!」
そしてぐちゃりという音と共に体内に埋められたバイブ。
ナツは微かに声を上げてしまった。
ローはそんなナツに笑みを深めると、彼女の顔の脇に携帯を置いた。
思わず視線を向けるとまだ通話中で、画面に表示されていた名前は、見覚えのありすぎる人物のもの。
(…ペ、ペンギン!?よりにもよって知ってる人かよ!!)
ナツが青ざめていると、鈍い振動音が辺りに響き渡った。
「……ふっ…!」
『え?このまま?俺も暇じゃないんだからまたかけてよ』
急な刺激にナツの口から吐息のような喘ぎ声が漏れる。
咄嗟に抑えたものの、顔の真横に置かれた携帯の距離では聞こえてしまったかもしれない。
先ほどよりも鮮明に聞こえるペンギンの声に、刺激と焦りでまともな思考が働かない。
「良いから待ってろ」
ローはペンギンに聞こえるようそれだけ言うと、部屋を後にした。
(いやいやいや待ってろって、私が待てねぇよ!)
ナツは身を捩ってバイブを外そうとするが、それは上手く行かない。
寧ろ余計な刺激を増やしている感が否めなかった。
「…っ…!」
ナツはだんだん泣きたくなってきた。
なぜこのような仕打ちを受けなければならない。
私は彼に何かしたのだろうか。
もしくはこれが通常プレイなのか?
ハード過ぎだろ。
2回目にして知り合いと電話が繋がった状態で放置プレイとか、風俗のプレイ一覧にも乗ってねぇよ。
彼がこんなことする理由が全く分からない。
何とか内側からの刺激を堪えつつ、何か打開策がないかと周囲を見渡していると、だんだんと身体に違和感を感じ出した。
(…ぁ…なにこれ)
じわじわと体温が上がってくる感覚に、ナツは太ももを擦り合わせる。
どう考えても、感じる快楽の強さが上がっていく。
ナツは嘘だろと思い、瞳を閉じてその刺激に耐えた。
目元からシーツに向かって、一筋の涙が伝い落ちた。