第3章 有栖とアリス
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(…なるほど……。信じられないけど、信じるしかないよね、この状況…。有栖がこんな大胆な嘘つくわけないし…。)
『…………。』
(あー、英語使う職業に就いといて良かったわあ…。
何だか、上手く出来すぎてるような気がしなくもないけど、気のせいだよね♪
有栖も"見た目通り"英語はペラペラだから、きっと上手くやってるはず。でも…大丈夫かな……、
それはそうと、未だに信じられないわ…。目の前にいる有栖の中身が"あの"アリスだなんて……しかも名前が"エル"って…。ただの偶然じゃないよね…。
いや、まだ確信はしてないけど…。ポロポロ零してる手掛かりからするとそうとしか思えないわ…。
でもさ……。こんなこと、あっていいのかぁ……?)
『あの…。』
「ん?」
『この先、どうすれば良いんでしょうか…?
ここはニッポンなんですよね?遠いことは分かっていますが、何とかしてクレイd…イギリスに戻らないといけないんです…!』
(…確定ね。笑
まさか、クレイドルを、あなたを知っていますよ、だなんて言えないしなあ…。とりあえず、有栖が戻って来ないと大変だし、最後まで助けてあげなきゃ…。)
「とりあえず、事情は分かった。
大丈夫、あたしがイギリスまで連れてってあげるからね。」
『すみません…。ご迷惑をお掛けしてしまって…。』
「いいのよ!あたしも、早く あなたと入れ替わったあたしの友達に会いたいしね♪
困った時はお互い様!ね?」
『…!ありがとうございます!!』
(こうも 女の子らしい、守ってあげたくなる振る舞いをする有栖を見れるなんて…何か 変な感じしかしないし、どうしていいか分かんないよぉ~!)