第2章 入学式
昼休みの屋上。
及「みんな朝あげたキャラメル食べたー?」
花「おう、食った」
松「普通に美味かったな」
岩「まだある」
ポケットから塩キャラメルを取り出すはじめ。
及「岩ちゃん食べてよっ!で、ユキちゃんは?美味しかった?」
『あー…迷子の新入生にあげた』
及「岩ちゃん以前の問題!せっかく俺がユキちゃんにあげたのに!」
『目輝かせて食べてくれたから私的には満足』
迷子くんのキラキラした目を思い出して、餌付けした気分だったけどね。と、ふふっと笑う。
及「ねぇ岩ちゃん、塩キャラメルに目を輝かせるって…思い当たる子いるんだけど」
岩「たぶんそうだろうな」