第13章 13
朱音side
昨日の出来事を葉に話したらゲラゲラ笑っていた
ったく、笑い事じゃないのに
そしていつも通りやる気のない先生がホームルームを始め、いつも通り新八くんのツッコミが入る
そしていつも通り新八くんの眼鏡の存在だけを確認して
「ちょっとォォォォォォ!?朱音さんんんんんんんんん!?僕の扱いひどくないですか!?」
…前から思ってたけど何で新八くん然り山崎くん然り、ジミーズはあたしの心が読めるんだろう
「「おいィィィィィィィィ!!!!!」」
…キリがないからジミーズは無視しておこう
「おいおいジミーズ、いきなり叫ぶなよ。そんなんやってもキャラなんて立たねェぜ?もうお前らにはジミってキャラがあるから…」
ガラッ
銀八先生の文句が、教室の扉を開ける音によってかき消される
「…高杉…てめェ」
その扉から現れたのは、あの公園で会った男の子だった
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