第4章 4
朱音の体はとても小さく細く壊れてしまいそうだった
こんな小さな体にどれだけのものを背負っているのか
「なあ、朱音」
『にゃー?』
「いつかお前の背負ってるモン、俺にも見せてくれよな」
『…うん』
照れ隠しのつもりか、持っていたお酒をちびりちびり飲み始めた
一回思ってしまったら最後、何回だって思う
可愛くてしょうがなくなっちまう
俺は朱音の頭をゆっくり撫でてやる
すると今度は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに目を硬く閉じる
…可愛いんだけどォォォォォォォォ!
やべ、これはそうとうハマりそうだ
、