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第29章 29



朱音side

世はまさにバレンタイン一色

女の子はドキドキと緊張し

男の子は期待を胸に膨らませる

『おっはよー!』

「おはようアル! 朱音! 」

『おはよう、神楽!はい!ハッピーバレンタイン!』

神楽にチョコレートを渡すと抱きついてきた

「 朱音ー!大好きアル!私のも受け取ってほしいネ」

神楽が予想以上に喜んでくれてホッとする

「あら、楽しそうね」

そこには妙ちゃんと九ちゃん、さっちゃんがいた

同様にみんなにチョコを配る

本命チョコは無いけど、友チョコをあげるのはすごく楽しかった

「 朱音ー、俺には無いんですかィ?」




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