第4章 4
喫茶店を出て神楽と初めてのプリクラを撮った
これからたくさん思い出を増やしていこうと二人で決めた
歓迎会の会場につくとほとんどの人が揃っていた
神楽があらゆる人にストラップを自慢していて、恥ずかしくも嬉しくもなった
間もなく銀八先生が来て中に入る、その前に先生にお金を渡す
「何だよ、これ」
『私たちからの気持ちです。先生が破綻しちゃったら駄目でしょ?一人あたり半額出そうねってなったんです』
「朱音さんがみんなによびかけてくれたんですよ」
眼鏡くん…もとい、新八くんが説明する
銀八先生がすごくウルウルした目で見つめてくる
「朱音ちゃーん!お前いい奴だなぁっ!先生朱音ちゃんのこと大好き!」
先生がいきなり抱きついてきた
「銀ちゃん!朱音は私のアル!勝手に抱きつくなヨ!」
…こういう学園生活に憧れてきたあたしは今とても幸せだよ、と天国のお母さんに向けて呟いた
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